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便秘用語6

下剤を連用すると便秘を誘発するのは?

慢性便秘の人は、下剤を長期にわたって服用するケースが多く、その結果、その多くが、いつのまにか下剤の用量が増加している傾向になります。この原因としては、服用量の調節が適切に行われていないことにあります。下剤は、適用量より多量に使われると腸管は痙攣を起こし、逆に排便が不十分になります。そして、さらに増量して下痢を起こすようになります。このことから、患者は下剤を服用すれば下痢を起こすのは当然と考えて、ますます連用する結果を生み、下痢便が続くと、腸内容が全くないのに常時便意を感じるようになります。これは、結腸、直腸が下剤によって刺激されて起こる炎症に基づくものであり、特に※アントラキノン系下剤の長期投与の結果多く見られます。
このような下剤の連用によって起こる症状は、下剤性結腸症候群(cathartic colon syndrome)と呼ばれています。この発症機序には、カリウムの減少が大きく影響しています。また、水分とナトリウムの喪失の亢進は、アルドステロンの分泌を亢進し、これが、さらにカリウム欠乏をもたらす結果となります。
また、尿細管障害を伴うこともあります。カリウムの欠乏は、筋力の低下、さらに腸緊張の減退、運動の低下を起こし、これが便秘を増強させるという悪循環を起こします。
下剤性結腸症候群はしばしば精神的因子が関与するので、この点も十分考慮して下剤を徐々に減量して、さらには離脱させるように指導することが重要です。


高齢になるにしたがって便秘になる人が増えるのは?

年齢を重ねるにしたがって、さまざまな原因が重なりあい、その結果として便秘が増えるといわれております。

この主な理由は
 
① 高齢になるにしたがって、歯が弱り、かつ消化力も劣ってくるため、軟らかくて消化のいいものだけを食べるようになります。さらに、食べる量が少なくなることも加わって、便の量自体も減り、便秘の原因となります。
② 身体全体の筋力も衰えてくるとともに、内臓も下垂気味になります。このために、腸の蠕動運動の起こり方も弱くなり、便秘になりやすくなります。
③ 腹筋が弱ることにより、排便のためにいきむ力も弱くなり、便が溜まってしまいます。
④ 神経自体もやや鈍くなり、その結果、胃・結腸反射がなかなか起こらず、便意も感じにくくなります。
⑤ 体を動かすことも少なくなり、運動不足によって全身の筋肉が弱体化します。同時に血行も悪くなり腸管の運動も低下します。
⑥ ガスを吸収する能力の低下によって、お腹が張ったりゴロゴロするなど、便秘に伴う症状が出やすくなります。
⑦ 大腸癌、大腸憩室、結腸過長症、糖尿病、脳血管障害、痔といった便秘の原因となる病気が増えてきます。


月経の前に便秘になりやすいのは?

女性の月経と排卵のリズムは、主に卵胞ホルモンと黄体ホルモンの二つのホルモンの働きによってコントロールされています。すなわち、月経から排卵までは卵胞ホルモンが、また、排卵から月経までは黄体ホルモンが大きな役割を果たしています。このうち黄体ホルモンには大腸の蠕動運動を抑制する作用があります。実際、排卵から月経までの時期に便秘になりやすいという女性が多く、月経が始まるころになると便秘が治るという女性が少なくありません。


 <用語集は帝人ファーマ株式会社様便秘ってなぁに?より一部引用させて頂いております>
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