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便秘用語2

器質性便秘とは

腸管自体の解剖学的異常や器質性異常、あるいは腸管外諸臓器の病変による腸管壁への圧迫や浸潤によって生じる便秘です。大きく大別すると先天性のものと後天性のものに分けられます。

先天性⇒巨大結腸症(Hirschsprung病)、S状結腸過長症
後天性⇒特発性巨大結腸症、結腸癌、直腸癌、肛門腸管癒着・浸潤、大腸憩室、腸管外性圧迫


先天性巨大結腸症(Hirschsprung病)とは

先天的にAuerbach神経叢の欠如ないし減少により、排泄に必要な蠕動運動が起こりにくくなり、腸内に便やガスが停滞し、その結果、下部大腸の通過障害が起こり腸管が拡張して、口側に腸内容の貯留を起こし結腸が巨大化してしまう疾患です。
重症の便秘、慢性の腹部膨満、嘔吐、腹鳴などが起こり、また、ガスが充満します。臨床的には生後第1日目に自然排便がないことで確認できますが、月齢がすすむにしたがって腹部が膨満します。この病気は、普通小児にみられますが、成人においてもみられることがあります。
下剤は奏効せず、浣腸により腐敗臭のある大量の排便をみることもありますが、進行した例では浣腸を行っても困難な状態になります。


結腸過長症による便秘とは

結腸過長症は先天的に結腸が過度に長いもので、S状結腸が長い場合が多く、移動性のことが多いので、移動性S状結腸過長症と呼ばれ、しばしば合併症として腸捻転がみられます。


特発性巨大結腸症による便秘とは

大腸全体の腸管の運動機能が低下し、収縮機能が弱くなり、便秘を繰り返していくうちに次第に重症になっていく便秘です。その結果、便は長く滞留し、硬く大きくなります。
診断においては、直腸内の便の貯留を認め、直腸、結腸部の狭窄部位が欠如し、直腸の末端までも拡大していきます。また、この便秘は、女性、高齢者に多く便通は1週間に1度またはそれ以下で、腹痛、腹部膨満感などを伴います。


<用語集は帝人ファーマ株式会社様便秘ってなぁに?より一部引用させて頂いております>
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